
本日、ボーイングが航空自衛隊からKC-46A 2機を追加受注したことを明らかにしました。
今回の追加発注で、航空自衛隊が保有するペガサス空中給油機は合計6機となります。現在、2022年2月に納入された2号機が最も新しいものとなっています。
KC-46Aは、国際的な空中給油手順と互換性のあるすべての連合軍機に燃料を補給するように設計されており、データリンクや人員、貨物、航空医療輸送などの任務にも使用できる機材となっています。
今回の受注に際し、ボーイング日本支社長のウィル・シェイファー氏が以下のコメントを発表しています。
『今回のKC-46Aの追加購入は、太平洋地域全体の安全と安定を支える日米安全保障同盟を強化するものです。ボーイングは日本との永続的なパートナーシップを誇りに思い、今後数十年にわたり飛行するKC-46Aを支援することを楽しみにしています』
なお、同機体における日本の分担製造率は16%となっています。
KC-46Aは、日本で40年近く運用されてきた767をベースに開発された機体で、空中給油を主とした機材ですが、日本国内においては全国ほとんどの空港に着陸可能な性能と従来の輸送機よりも大幅に増加した貨物積載量で、災害救助派遣などでも有用に活躍すると見込まれています。