ボーイングが、747最終号機をアトラス航空へ引き渡したことを発表しました。

最終号機の引き渡しはボーイングのエバレット工場で、盛大なセレモニーとともに実施され、様々な関係者が出席しました。

最終号機の引き渡しに際し、ボーイングのスタン・ディール コマーシャルエアクラフト部門CEOが以下のコメントを発表しています。

『この記念すべき日は、『世界を縮めた』航空機に命を吹き込み、初のワイドボディ機として旅行と航空貨物に革命をもたらしたボーイング社社員の世代を物語るものです。この最後の747-8フレイターを、747の最大手運航会社であるアトラス航空に納入することは、まさに時宜を得たものです』

納入先となるアトラス・エア・ワールドワイドのジョン・ディートリッヒ CEOは以下のコメントを発表しています。

『この象徴的な航空機を世界中のお客様のために運航してきた長い歴史を継続できることを光栄に思います。アトラスエアーは30年以上前に747-200を改造した貨物機1機で設立され、以来、ボーイング社の787ドリームライナー部品輸送用大型貨物機ドリームリフターを含む747のほぼすべての機種で世界各地を運航しています。ボーイング社には、安全、品質、革新、環境に対する共通のコミットメントと、今後数十年にわたる航空機の運用において747プログラムの継続的な成功を確かなものにするためのパートナーシップに感謝しています』

なお、747の総生産機数は1,574機となり、生産スペースは737 MAXの製造ラインへ転用される予定となっています。

Boeing, Atlas Air Celebrate Delivery of Final 747, an Airplane that Transformed Aviation and Global Air Travel