
本日、ルフトハンザ、22機の大型機の発注を発表しました。
ルフトハンザ・グループは、最新鋭の長距離路線用航空機購入をグループ執行役員会で決議し、本日監査役会で承認されたということです。同社が発注を行うのは、以下の22機です。
- エアバス A350-1000:10機
- エアバス A350-900:5機
- ボーイング 787-9型:7機
当該航空機は、2020年代半ば以降にルフトハンザ・グループに納入される予定で、今回の発注は総額約75億ドル(1兆262億円)に相当し、グループの中期財務計画に沿ったものだということです。
また、ルフトハンザ・グループは、より短期間で利用可能な長距離路線用航空機をさらに獲得するための交渉も進めているということです。
今回の発注に際し、ルフトハンザドイツ航空のカーステン・シュポア CEOが以下のコメントを発表しています。
『エアバスA350とボーイング787をさらに22機購入したことで、ルフトハンザグループの加盟航空会社には、パンデミックが始まって以来50機以上の最新世代の長距離路線用航空機を納入できるようになりました。これらの航空機には、すべての搭乗クラスで最新世代のシートを含む当社の新しい長距離路線のキャビンが装備される予定です。また、地上と機内の優秀な従業員、これらの高度な航空機、機内の最新の座席製品の組み合わせにより、当社の航空会社はプレミアムセグメントにおいて再び前面に立つことができます。また、これらの新機材は、2030年までの二酸化炭素排出量削減目標の達成に決定的な役割を果たすでしょう。最新の製造技術を取り入れた燃費の良い航空機は、航空セクターにおいて、より一層の気候保護を実現するための最大のテコとなります』
本日の受注を含め、ルフトハンザグループは今後数年間で、エアバスA350-1000、エアバスA350-900、ボーイング787-9、ボーイング777-9といった最新鋭の長距離用航空機108機を受領することになります。
これら新型の長距離路線用航空機は、旧型の航空機を置き換える予定です。中期的には、ボーイング747-400、エアバスA340-600、エアバスA340-300、ボーイング777-200、ボーイング767-300、エアバスA330-200が廃止される予定です。
これにより、ルフトハンザ・グループの四発ジェット機の保有率は15%未満に減少するということです。
・Lufthansa Group orders 22 latest-generation long-haul aircraft