日本航空のA350-1000初号機が、エアバスのトゥールーズ工場でフルカラーで確認されました。

目撃情報が上がったのは、日本航空向けのA350-1000初号機となる「JA01WJ」向けの機体となっており、エアバスでの製造番号は610となる機体です。

同機は、約1ヶ月前にも胴体以外の塗装が完了した状態で目撃されていました。今回目撃された姿は、胴体の塗装も完了し、エンジンの取り付け以外の作業が完了しているようにも見えます。

なお、胴体の塗装が完了したことで、同機には特別塗装が実施されない可能性が濃厚となりました。

日本航空のA350-1000は、現在長距離国際線で使用されている777-300ERを置き換える目的で発注されています。既に今冬より羽田 – ニューヨーク線に投入されることが決定しており、同社にとって約20年ぶりとなるフラッグシップ機の交代となります。

また、同型機には新規設計された機内設備が搭載されるものと見られ、エコノミーやビジネスはもちろんのこと、ファーストクラスの装備も確実視されることから、パンデミック後の同社の経営方針が示される非常に重要な機材ともなります。