
スイス インターナショナル エアラインズが、新キャビン「SWISS Senses」を発表しました。
新たに発表されたSWISS Senses(スイス・センシーズ)は、2025年以降に採用される全く新しい長距離路線用航空機用のキャビンです。
SWISSファースト、SWISSビジネス、SWISSエコノミーは全面的にリニューアルされ、2022年に導入された人気のSWISSプレミアムエコノミーも継続されます。同社は2025年以降、長距離路線に就航する全てのA330-300、777-300ERにこの新しいキャビンを順次導入する予定です。
同社の新型機エアバスA350-900は、新内装を導入した状態で納入される予定だということです。
全面的にリニューアルされた長距離路線用キャビンは、時代を超えたカラースキームと最高級の素材を特徴としています。。クラレット、アンスラサイト、ベージュなどの暖かく落ち着いた色調は、特に快適さと落ち着きのある感覚を与えるということです。
この新しいコンセプトは、SWISSファーストとSWISSビジネスの一部で提供される、SWISS初のスイートルームにも適用される予定です。また、すべての座席クラスで、時差ボケを軽減するための新しいヒューマンセントリックライティングを採用します。また、大画面で乗客のデバイスに接続できる最新鋭の機内エンターテインメントシステムもすべての座席クラスで提供されるということです。
SWISS First
新しいSWISSファーストスイートは、開閉可能なスライドドア、広々としたパーソナルワードローブ、大きなシートテーブル、座席の冷暖房、ワイヤレス充電ステーション、スイートと同じ広さのスクリーンディスプレイなど、乗客のプライバシーを完全に保護するとしています。
また、センタースイートは、2名での旅行にも対応できるように構成されています。温かみのある色彩と木の質感が、上質な空間の中で強い安らぎと落ち着きを感じさせます。また、SWISSファーストのために、先進的で広々とした洗面所が新たに開発されました。スレートブラックの外装と、新鮮で冷たい泉をイメージしたグリーンの内装が特徴だということです。
SWISSビジネス
全面的にリニューアルされたSWISSのビジネスクラスは、幅広い要望に応えることができるよう、設計されたということです。従来のビジネスクラスシートに加え、2人で利用する乗客のためのダブルシートなど、さまざまな座席が用意されるということです。
SWISSの新しいビジネスクラスシートには、シートヒーターとクーラー、ワイヤレス充電ステーションが装備されています。クラレットとアンスラサイトの上質な素材を使用したキャビンは、非常に居心地の良い、親密な雰囲気を全体に伝えています。
SWISSプレミアムエコノミー
SWISSのプレミアムエコノミークラスは、より快適なシートと優れたキャビンサービスで高い人気を誇っており、今後も新しい空の旅の体験に欠かせない存在となるとされています。SWISSはルフトハンザグループの航空会社として初めて、48cmの幅と約1mのピッチを持つ新しいプレミアムエコノミーシートを導入しています。
SWISSエコノミー
SWISSエコノミーの新しい機内には、快適で機能的な新しいシートが設置されるということです。構造の最適化により、シートピッチも拡大されているということです。
また、すべての座席に13インチ以上の高解像度スクリーンと、充実した新しい機内エンターテインメントシステムを搭載。さらに、最前列にもアメニティグッズの収納スペースやUSBポートを備え、快適性を高めているとしています。
新しい客室内装は2025年以降、最初はSWISSのエアバスA330-300型機に、その後同社のボーイング777-300ER型機に導入される予定です。また、発注中の新型機エアバスA350-900は、すでに新キャビンが装着された状態で納入される予定です。
今回の新キャビンについて、同社のディーター・ヴランクス CEOが以下のコメントを発表しています。
『これは当社の歴史の中で最も包括的な客室のリニューアルです。「プレミアムエアラインとして、より個性的でありたいというお客様のご要望にお応えするためです。そして、この極めて高品質な製品によって、私たちはすべての高い願望に応え続けることができるのです』
・SWISS unveils new ‘SWISS Senses’ air travel experience with totally new cabin interiors