本日、ボーイングがサウディアより49機の787シリーズを受注したことを発表しました。

同社は、サウディアより長距離路線増強用機材として、39機の確定発注、10機のオプション契約の合計49機の受注を獲得したということです。この契約には、787-9および787-10の両機種が含まれているということです。

今回の契約に際し、サウディアのディレクター・ジェネラル、イブラヒム・アル・オマル氏が以下のコメントを発表しています。

『サウディアは、新しい目的地の導入や航空機の増加など、航空会社のあらゆる側面で拡大努力を続けています。ボーイング社との契約は、このコミットメントを実現するものであり、新たに追加された航空機は、世界を王国にもたらすというサウディアの戦略的目標の達成をさらに可能にするものです』

ボーイングのスタン・ディール民間航空機部門 CEOは、以下のコメントを発表しています。

『787ドリームライナーの追加により、サウディアは、優れた航続距離、容量、効率で長距離路線のサービスを拡大することができます。75年以上にわたるパートナーシップの中で、ボーイング製品に対するサウジアラビアの信頼を光栄に思うとともに、持続可能な空の旅を拡大するというサウジアラビアの目標を引き続き支援していきます』

なお、今回の契約はサウジアラビア政府が主体となった契約で、サウディアに次ぐ第2の航空会社を設立するための機材も合わせて発注されています。

この契約は、サウジアラビアを世界的な航空ハブに変えるという、より広範な戦略的計画の一環として行われており、ボーイング史上5番目に大きな金額での商業発注となっています。2社合計で最大121機の787を購入し、2030年までに年間3億3,000万人の乗客にサービスを提供し、1億人の観光客を呼び込むという同国の目標を支えるものです。

 

SAUDIA to Grow Long-Haul Fleet with up to 49 Boeing 787 Dreamliners