シンガポール航空が、8機の737 MAX 8をキャンセルしたことがわかりました。

同社は、2023年第一四半期決算(Q1)を発表する場で、今後のフリート戦略にも言及し、ボーイングと一部の航空機の発注変更で合意したということです。具体的には、3機の787-9を787-10に変更し、8機の737 MAX 8をキャンセルするものです。

同社の737 MAX 8は、2020年に同社が合併した子会社のシルクエアー向けの機材として発注されており、合計38機を発注しており、現在はシンガポール航空が6機を運行中です。

この発注変更について、同社は以下のコメントを発表しています。

『これらの調整はグループの長期的な機材更新戦略に沿ったものであり、予想される運用要件に沿ったものです。』

なお、同社は737 MAX 8をシンガポールの周辺国へのフライトに使用していますが、これらの国でも航空需要が回復しており、737では供給力が不足するため、キャンセルに至った可能性があります。

同社の737 MAX 8は、パンデミック前にはシルクエアーの運行により、シンガポール – 広島線に投入されており、今後はこのような新規路線の開拓に同型機を使用していくのかもしれません。