ボーイングが、ボーイング・ビジネス・ジェット(BBJ)を4機受注したことを明らかにしました。

同社は、匿名のVIP顧客より、BBJ 787-8を2機、BBJ 737-7が1機の確定発注、BBJ 777-9 1機のオプション発注を獲得したということです。これは、スイスで開催された欧州ビジネス航空コンベンション&エキシビション(EBACE)において発表されたものです。

今回の受注に際し、BBJ のジョー・ベンソン CEOが以下のコメントを発表しています。

『快適性、性能、クラス最高の運航経済性を兼ね備えたBBJファミリーは、VIPのお客様がビジネスジェットに求める機能をすべて備えています。ボーイングのベストセラー機体をベースに設計されたBBJファミリーは、世界で最も信頼性と性能の高いジェット機として、お客様にその価値を認めていただいています』

なお、今回受注を獲得した4機のBBJの特徴は以下の通り。

  • BBJ 737-7: このクラスで最も長距離のナローボディ・ビジネスジェット機であるBBJ 737 MAXは、ジュネーブやシンガポールといった世界のハブ空港を結ぶために6,600海里(12,200km)のノンストップ飛行を可能にします。効率性を向上させ、排出ガスと燃料の使用量を削減し、運航コストを低減します。
  • BBJ 787-8:先見性のある複合材機体を採用したBBJ 787ドリームライナーは、最大9,945海里(18,420km)の航続距離を実現し、燃料の節約を可能にします。環境性能の向上とともに、機内高度の低下、機内湿度の向上、乱気流の影響を抑える先進のスムースライド技術などが相まって、乗客の快適性を大幅に向上させました。
  • BBJ 777-9: BBJ 777Xは、世界のあらゆる2都市をノンストップで結び、最大11,025海里(20,418km)を飛行できる初のビジネスジェットです。新しい炭素繊維複合材製の翼や新型エンジンなど、エンジニアリングデザインの改善と革新的な新技術により、環境性能を向上させました。BBJ 787ドリームライナー同様、BBJ 777Xは最先端のキャビンコンフォートテクノロジーを提供します。

 

VIP customers order up to four Boeing Business Jets